清掃済みのエンジンケースと各部のパーツです。シリンダーはNEWピストンでボーリング加工をした物を使用します。クランク・ベアリング・オイルシール・パッキン類・Oリング・クラッチa/y・セレクタースパイダー・スターターギヤなどは新品に全て交換します。その他のギヤ・ドライブシャフトなどは状態を良く吟味して再使用・交換しました。使える・使えないを見極める判断は長年の経験から生まれてくる物で、とても難しい作業といえます。
右の画像(左・新品 右・P用)はキックシャフトです。PシリーズのキックシャフトにはGSのキックレバーを取り付けることが出来ないので、他のタイプへと変更します。仕上がった際にPタイプのキックレバーが付いてしまったのでは雰囲気が・・・・。エンジンを載せ変えても外観が崩れる事が無いように作業を行っています。
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ベアリング・オイルシール・ボルトなどを全て取り外し、清掃します。その後にブラスト処理を行えば、新品?エンジンケースの完成です。
今回Pシリーズのエンジンに載せ変えてのレストアなので、O/Hするエンジンを倉庫より出してきました。200ccのエンジンも数が多いわけではないので希少になりつつあります。Pシリーズと言えども20年程前の物なので、作業はキッチリ行います。特殊工具などを利用しながら分解していきますが、この際に各部の状態を確認しながら作業を進めていきます。ばらす時に状況を確認する事は大切なポイントです。
エンジンの細かなパーツはリクロームをしてから再利用します。もちろん、状態の良くないパーツは交換します。リクロームする事でパーツ自体の状態も良くなるし、仕上がりも新車のようになります。このようなパーツを使用しながらオイルシール・ベアリング等を組み付けです。
エンジンケースにクランクやO/H済みのスプリングギヤ・ドライブシャフトなどを組み付けます。ケースを合わせた後にピストン・シリンダー・クラッチなども組み込んでいきます。クラッチカバー・バックプレートを取り付け、面取り済みのブレーキシューを取り付けると、とりあえず完成です。最後の仕上げは車体に乗せてから行います。いよいよ、次回からはボディー編に突入!!