レバーを回す事によりサイドカバーの開閉を行う。左・閉じた状態から中央の状態を経て右・開く状態へと回転する。中央の状態で使用している方をたまに見かけるが、後方までしっかりとレバーを回しカバーを固定しましょう!!サイドカバーを開けるとエンジンが見える状態となり、簡単な整備などが行えます。
125ET3はフロントフェンダーにクレスト、サイドにはボックスを装備している。大きな荷物は入らないが小物なら充分に収納できる。シリーズ最上位車として、マフラーもスポーツタイプを装着している。サイドのデカールは好き嫌いが分かれる所だとは思う。エレクトリックの文字が表すように、50S・100がポイント式なのに対し、この車両はCDIを採用している。
ハンドルボディーの右サイドには全車共通のライト・ホーンスイッチが配置されている。右側面に見えるボタンはエンジンを停止させる為のボタンで、50S・100では使用するが、125ET3の場合は必要としない。最終モデルではライトオンタイプになっている。右のレバーはフロントブレーキレバーである。
街の中で見かける事の多い「べスパ」といえばヴィンテージシリーズを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?スクーターの原点ともいえる50S 100 125ET3の3機種についてご紹介していきましょう!!
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燃料計を持たない構造なので、ガソリンコックを装備している。左からCのマークはガソリンコックがOFFの状態、中央はON、左のRのマークは予備タンクへの切り替えとなっている。通常の走行時はONで走行し、ガス欠になってしまっても予備タンクに切り替える事で、また走行が可能となる。ガソリンコックレバーの上に見える黒く丸いレバーはチョークレバーで、エンジンの始動時に前方に引く事により始動性が向上する。
テールライトの上側には各車種のネームプレートが配置されています。
50S・100は80Kmスケール丸型のメーターを採用しており、時代により多少のデザイン・カラーなど変更はあるものの両車とも兼用のタイプである。クラス最上級モデルとしての125ET3は120kmスケールの扇形メーターを採用し、ライト点当時にはメーターの中のライトも連動する。ヘッドライトボディーそのものも造りが変更されており、ライトリムを装備していたり、50S・100はエンジンキーが無いが125ET3には装備されている
左側のハンドルグリップには数字が打刻されているが、画像にあるようにの位置はニュートラルで1から始まり車種により3もしくは4までのギアつきスクーターなのだ。スタイル的にはオートマティックの車両かな?と思われがちだが、左のレバーはクラッチレバーで、ハンドルが回転?しながらギアを変えていくチョッと変わった構造を備えている。この操作性の面白さもハンドチェンジスクーターなるカテゴリーを築き上げたのではないだろうか?50Sと125ET3は4速で100は3速の変速構造をとっている。慣れが必要だと思うが、なかなか楽しい乗り物だ。車種や年代により多少打刻の感じが変化するが基本的には同じ内容である。グリップにはウインカースイッチも装備されており、このスイッチを操作する事によりバーエンドのウインカーランプが点灯する。(画像は左 50S 右100)
ハンドルバーエンドにウインカーを装備しモノコックフレームを採用したボディーデザイン、独特のエンジン音や操作性・乗り心地で「べスパ」を日本に定着させてくれたと言っても過言ではないのではと思える車種ではないだろうか?
50cc・100cc・125ccのエンジンバリエーションを展開し、ボディーカラーもシックな物からビビットな物まで様々なカラーが存在している。また、お客様のオリジナルカラーにリペイントを施したり、アクセサリーパーツなどでドレスアップするなど日常の足としての利用だけでなく所有してからの楽しみが多いのも特徴だ。生産が終了してから数年が経過しているが、純正・社外を含め補修パーツやアクセサリーパーツも豊富なので、安心して乗り続けることの出来る車両です。
ビンテージシリーズ
ハンドルロックは全車共通でかなり丈夫な造りである。操作には慣れが必要なので最初は少し戸惑うかもしれないが、それ程難しいわけでもない。フロアに存在するペダルはリアブレーキペダルで、足で踏み込む事によりリアブレーキが作動する。このペダルを「アクセルペダル?」と質問される事があるが四輪の感覚だとアクセルペダルを想像させる雰囲気の造りなのであろう。バッテリーを使用していないのでセルモーターを装備していない為、エンジンの始動はキックペダルにて行う。2ストロークの小排気量車なので、キックを踏む作業はそれ程気になる事は無いと思う。メンテナンスでの問題は少なくなるので歓迎だ。
全車共にシート下には物入れがあり、オイル・工具・計量カップなどを入れることが出来る。ビンテージシリーズの特徴とも言えるオイルも混合する作業は、慣れてしまえば簡単な作業だ。小物入れを外すとキャブレターが見えるようになり、簡単な調整などを行う事が出来る。
べスパの特徴とも言える片持ちのフロントフォーク!!50S・100は四つ穴のホイール形状だが、125ET3はラリーやPシリーズなどと同じタイプを採用している。
後姿も美しいのがべスパ!!っと言った感じだろうか・・・。シート・テールランプは全車共通。ナンバーブラケットは50S・100がボディーと同色なのに対し125ET3はブラックが標準です。
盗難防止としてのオプションパーツで鍵付きサイドカバーなどもある。メットホルダーは車両により付いていたり無かったりする。イタリアンな感じだろうか?鍵つきのメットホルダーなど、その他多数のオプションパーツがあるのもこのスクーターの特徴だ。
べスパファンが多く存在するのも、スタイルや乗り味が個性的な車両だからこそであると思う。乗って楽しく・見て美しい、そんな車両がべスパではないだろうか?
あなたもべスパワールドへ・・・・。